『ロングレッグス』感想(ネタバレあり) タイトルに偽りアリ!ホラー愛とサスペンス愛に溢れた作品

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ニコラス・ケイジが凶悪なシリアルキラー役を強烈なインパクトで演じ、全米で話題を集めたサスペンススリラー。

「イット・フォローズ」のマイカ・モンローがFBI捜査官リー役で主演を務め、「ディープ・インパクト」のブレア・アンダーウッド、「ルール」のアリシア・ウィット、「レッド・ワン」のキーナン・シプカが共演。「呪われし家に咲く一輪の花」のオズグッド・パーキンスが監督・脚本を手がけた。


公開日(日本):2025年3月14日

監督:オズグッド・パーキンス
キャスト
リー・ハーカー:マイカ・モンロー
ロングレッグス:ニコラス・ケイジ
カーター:ブレア・アンダーウッド
ルース・ハーカー:アリシア・ウィット

まず、『ロングレッグス』というタイトルが良くない。

ロングレッグスと聞くと、壁に映ったシリアルキラーの影の足の部分が異常に長く見えたとか、実際に異形の足の長い怪物とか、とにかく長い足の何かを彷彿とさせられる。

ニコラス・ケイジは180cmを超える長身ではあるけど、おぞましいほど足が長いわけではないし、さらに本作でのホラーアイコンとしては顔を白塗りして顔芸に走ってしまっている。

ここ10年で一番怖いホラーという宣伝文句も良くない。

怖いかどうかは観た本人が決めることであるし、本作はサスペンスとホラーの両軸で進行していくため、怖さよりも様々な謎に迫っていくサスペンスとしての見どころが強かったように思う。

ただ、全体としてアーティスティックなカットが多く、ホラー愛、サスペンス愛に溢れた作品だったと思う。

『羊たちの沈黙が』宣伝として引き合いに出されていたが、同じように未熟なFBIの女性捜査官がシリアルキラーの事件を担当することになる。

ジョディ・フォスター演じたクラリスのような男に負けまいとする根性や勉学での優秀さがあるわけではなく、直観力に優れた主人公だ。

ある事件で抜群の直観力を活かし犯人を捕まえることに成功したリー・ハーカーは、30年に渡って10件の一家惨殺事件を起こしている、ロングレッグスの事件の捜査に抜擢される。

ただし、ロングレッグスが直接手を下しているわけではなく、一家の父親が家族を惨殺してから自殺するという特徴があり、現場には謎の暗号とともにロングレッグスのサインが残されている。

さらに誕生日が14日の娘がいるということも共通している。

リーはロングレッグスの残した暗号をいともたやすく読み解くことが出来る。この謎はラストで明かされるのがサスペンスとして面白い。

ホラーというジャンルにおいては、画角の使い方が良かったと思う。
広角レンズが使われただだっ広い風景の中にリー一人というカットが多く、リーはロングレッグスと一人で対峙しなければならないんだという不安や恐怖が感じられたし、リー以外に何もない風景というのはどこか不気味に感じさせる。

ロングレッグスが犯行に及ぶ場面では4:3で角を丸くカットした画角が使われ、ノイズが入った映像となっている。

不気味なBGMとともに車を長く撮り続けるシーンは、どこか『シャイニング』が彷彿とさせられた。

1カット1カットにこだわり、絵になるアーティスティックな映画に仕上がっていたと思います。

リーはロングレッグスの暗号から次の犯行を読み取っていくのだけど、自分の母親が深く事件に関与していることを知ってしまう。

というのもリー自身の誕生日は14日で、9歳の誕生日にリーはロングレッグスと会っていたのだ。

リーをロングレッグスから助けようとした母親はロングレッグスに捕まり、リーを殺さない代わりにロングレッグスの悪魔崇拝に関する犯行を手伝わされていたのだ。

リーの母親は教会のシスターだったが、それを利用し、ロングレッグスの創る人形をターゲットの家族にプレゼントする。
ロングレッグスの人形には呪いが込められていて、父親は家族を殺したのちに自殺するように仕向けられている。

リーはこういった都合の悪いことは、記憶できないように仕向けられていたのだ。

一瞬映る蛇の映像は、リー内側に隠された悪魔崇拝の印で、リーがロングレッグスの暗号を解読できるのはリーは悪魔崇拝の支配下の中にいることもそうだし、幼いころから母親からそういう教育を受けてきたからだと考えられる。

逮捕されたロングレッグスは自殺するが、リーの母親はロングレッグスの「仕事」を続けている。

最後にターゲットとなるのはリーの上司のカーターで、14日が誕生日の娘はリーに懐いている。

リーがカーターの家に着くとすでに母親はカーターの娘に人形をプレゼントしている。

リーはカーターと母親を撃ち殺すが、人形は壊さない。

ラストシーンでリーの表情をどう読み取るかは観た人それぞれにゆだねられるのかもしれない。

リーもまた友達の友達になってしまったのか……。

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