『フェラーリ』作品概要
公開日(日本):2024年7月5日
監督:マイケル・マン
キャスト:
エンツォ・フェラーリ(アダム・ドライバー)
ラウラ・フェラーリ(ペネロペ・クルス)
リナ・ラルディ(シャイリーン・ウッドリー)
リンダ・クリスチャン(サラ・ガドン)
『フェラーリ』あらすじ
1957年――
設立から10年が経過したイタリアのフェラーリ社は、倒産の危機に陥っている。
イタリアのモデナに生まれたエンツォ・フェラーリは、妻のラウラとともにフェラーリ社を経営するが、ライバルのマセラティ社がフェラーリのスピード記録を抜き始めたため売り上げが落ちてきている。
前年の1956年に一人息子のディーノが病気によって亡くなってしまったことも関係し、エンツォとラウラの夫婦仲は冷めきっている。
さらにエンツォには戦時中に関係を持ったリナ・ラルディとの間に12歳の息子ピエロがいる。
リナにとってエンツォがピエロのことを息子と認知してくれないことが悩みの種となっている。
資金が豊富なフィアットやフォードやからの買収工作や私生活の問題によって危機を感じるエンツォは、社運をかけイタリア全土1000マイルを横断する公道レース【ミッレミリア】に参戦する。
ベテランのピエロ・タルフィ、エース格のピーター・コリンズ、さらに事故によって亡くなってしまったレーサーの代わりにチームに加わった若いアルフォンソ・デ・ポルターゴ。
マセラティにいいようにやられる3人にエンツォは「勝つために走れ、ブレーキは忘れろ」とはっぱをかける。
夫婦での経営に限界を感じたエンツォは、ラウラに持ち株を渡すように詰め寄る。
ラウラが提示した金額の小切手を「会社が安定するまで現金化しないこと」を約束し渡すも、万が一ラウラがそれを現金化してしまえば、フェラーリ社は破産してしまう。
そしてついに始まったミッレミリア――
ライバルのマセラティ社のドライバー、ジャン・ベーラとスターリング・モスは早々に事故でリタイヤしフェラーリ勢同士の戦いになるが、エンツォはドライバーの士気を下げまいとそれを伏せる。
若いポルターゴは初めてのコースに必死に喰らいつくも、石を踏み大事故を起こしてしまう。
結果としてピルロが優勝を果たすも、ポルターゴが起こした事故により、ポルターゴ本人はもちろん11人の死者を出してしまう。
車に問題はなかったのか?と記者たちからのバッシングの的になってしまうエンツォ。
さらにラウラが小切手を現金化してしまう。
ラウラを問い詰めると小切手を現金化したのはエンツォが記者たちを手名付けるために必要だろうと用意したものだった。
しかしラウラは自分が死ぬまでピエロをフェラーリの後継ぎとして認知してほしくないと懇願する。
しかしエンツォはピエロをディーノの墓に連れて行き、フェラーリ家の息子として認知するのであった。
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