“キアヌ・リーブス”が伝説の殺し屋に扮した大ヒットアクション『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフドラマ。
コンチネンタル・ニューヨークのオーナーであるウィンストンを主人公に、若き日のウィンストンがコンチネンタルのオーナーになるまでのシリーズ前日譚が描かれます。
1話90分ほどの3話から成る構成で、若きウィンストン役にはコリン・ウッデル、ウィンストンの前オーナーであるコーマックをメル・ギブソンが演じています。
本ページでは本作のネタバレのあらすじとともに、本作を観ることでわかったことを解説します。
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『ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から』作品概要
公開日(日本):2023年9月22日
監督:アルバート・ヒューズ(1話&3話)・シャーロット・ブランドストーム(2話)
キャスト:
ウィンストン・スコット(コリン・ウッデル)
シャロン(アヨミデ・アデグン)
コーマック(メル・ギブソン)
KD(ミッシェル・プラダ)
メイヒュー(ジェレミー・ボブ)
フランキー(ベン・ロンソン)
イェン(ヌン・ケイト)
ルー(ジェシカ・アレイン)
マイルス(ヒューバート・ポイント=ドゥ・ジュール)
『ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から』あらすじ
1話「兄弟の再会」
1970年台ロンドン――
ウィンストン・スコットは発展していく街とともにビジネスで成功を収めていた。
しかしある夜、ウィンストンはニューヨーク・コンチネンタルのオーナーのコーマックの手下によってニューヨークに連れ戻される。
幼いころは兄のフランキーとともにコーマックの手下として働いていたが、そのフランキーがコーマックからコインプレスを盗み出したというのだ。
コーマックはウィンストンを脅し、フランキーを探すように命令する。
一方で女性刑事のKDはフランキーのことを追ってるが、不倫相手で上司のメイヒューは殺し屋たちの「ヤバさ」を知っており、KDにこれ以上深入りしないことを忠告する。
ウィンストンはフランキーがベトナムかつての軍隊仲間と銃を密売しているいう噂を聞きつけ、空手道場を経営するマイルスとルーに会いに行くが、フランキーもそこからも姿を消していた。
ウィンストンはマイルスから聞いた廃映画館に行くと、フランキーはベトナム人女性の妻イェンとともに身を隠していた。
コーマックはコインプレスを盗まれたことを裁定人から責められ、コンチネンタルホテルに泊まる双子の殺し屋ツインズにフランキーを見つけるように指示する。
ウィンストン、フランキー、イェンは追手から逃走するも、フランキーはツインズに殺されてしまう。
2話「裏切りか忠誠か」
フランキーを殺されたウィンストンは、コーマックを殺しコンチネンタルを乗っ取ることを決意し、イェンとともにマイルズとルーものとへ駆け込む。
ウィンストンはマイルスとルーの父親の友人で、かつてコンチネンタルで働いたスナイパー、ジーンの存在を知り、仲間に勧誘する。
さらに、多くの殺し屋がコーマックの支配下に置かれる中で、バワリーという地下組織は軍隊を持っていてコーマックと敵対していることを知る。
ウィンストンはバワリーのトップ・メイジーに接触するが、バワリーは金で動く組織ではなく、仲間にすることは出来ない。
ウィンストンはコンチネンタル内にも味方が必要だと、ナイジェリアからニューヨークに出てきてコーマックの元で働く黒人の青年シャロンに目を付ける。
ウィンストンはシャロンを勧誘するが、シャロンはコーマックにウィンストンのことを密告してしまう。
3話「Theatre of Pain」
ウィンストンたちはコンチネンタルに乗り込み、殺し屋たちを倒していく。
ウィンストンは銀行とコインプレスをメイジーに渡し、バワリーの軍隊を仲間にしていたのだ。
さらに、シャロンもコーマックにウィンストンのことを密告したのはコーマックへの忠誠心の見せかけで、実はウィンストンの仲間になっていた。
友人である音楽家をコーマックに殺されたことと、フランキーには生前に恩があったことからコーマックを恨んでいたのだ。
コンチネンタルには女刑事のKDも潜入していた。KDはウィンストンがコーマックの元で取り立て屋をしていた時、ウィンストンに家を放火され家族を失っていたのだ。
ウィンストンはKDに殺されそうになるが、スナイパーのジーンに助けられる。
マイルスとルーはツインズのうちの一人を殺し、イェンはフランキーの復讐にそのもう一人を殺すことに成功する。
窮地に陥ったコーマックは最上階の指令室に身を隠し、ホテルを変形させ一人で逃げようとする。
ウィンストンはコーマックを追い詰め、さらにウィンストンが放火したのはコーマックの指示だったというとを知ったKDがコーマックを撃ち殺します。
裁定人はウィンストンがコンチネンタルのオーナーになることを認めませんが、ウィンストンは裁定人を撃ち殺し、オーナーになるのでした。
『ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から』まとめ
本作は『ジョン・ウィック』シリーズでは欠かすことが出来ないキャラクターで、コンチネンタルホテルのコンシェルジュ・シャロンとウィンストンの出会いがメインと言っても過言ではありません。
シャロンはナイジェリア出身で、1970年代からコンチネンタルホテルで働いてたということがわかりました。
ウィンストンとは悪人であるコーマックを協力して倒すことで仲が深まり、ウィンストンの兄フランキーにも恩を感じているということから、ウィンストンに仕えています。
残念ながらシリーズ本編でシャロンを演じるランス・レディックは亡くなってしまい、本編の物語上でも伯爵に殺されてしまう形となりましたが、なぜシャロンがウィンストンの元で忠実に働いているのかという理由が明かされました。
さらに、バワリーとの関係も描かれており、ウィンストンがコインプレスをメイジーに預けることでシリーズ本編で見られるような関係ができていたことがわかりました。
『ジョン・ウィック』本編のようなアクションを期待してしまうとやはり見劣りしてしまいますが、シリーズの謎が少しだけ解明される内容となっています。
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