『マトリックス』シリーズの”キアヌ・リーブス”が主演を務め、元殺し屋の壮絶な復讐劇を描いたアクションシリーズ。
『マトリックス』はもちろん、数々の大作映画でスタントやスタントコーディネーターを手がけた“チャド・スタエルスキ”の初監督作品で、銃とカンフーを融合させた新しい武術【ガンフー】を中心とした独自のアクションが繰り広げられる。
シリーズを追うごとにアクションは派手に、そして風変りになっていくのも見どころのひとつです。
2023年9月にはシリーズ第4弾『ジョン・ウィック コンセクエンス』が公開。
最新作の公開を前にシリーズのあらすじと見どころを振り返ります。
お得に視聴する方法も紹介しておりますので、最後までご覧ください。
『ジョン・ウィック』シリーズ 公開順
ミジョン・ウィック(2015年公開)
監督:チャド・スタエルスキ
日本公開:2015年
上映時間:101分
あらすじ
殺し屋稼業から引退し、愛する妻との結婚生活を楽しんでたものの、すぐにその妻を病気で亡くしてしまった”ジョン・ウィック”。
死期を悟った妻はジョンへのプレゼントとして子犬を用意しており、ジョンは”デイジー”と名付け、静かに暮らしていた。
そんな中、ロシアンマフィアの”ヨセフ・タラソフ”はジョンに言いがかりをつけ、子犬を殺し車を奪ってしまう。
復讐を誓ったジョンは地下から殺し屋時代の武器を掘り起こし、単身ヨセフの潜むアジトへ乗り込む。
一方でヨセフの父でマフィアのリーダー”ヴィゴ”は、息子が因縁をつけた相手がジョン・ウィックだと知り驚愕する。
ジョンはかつてヴィゴの仲間で、ジョンが殺し屋を引退する条件としてある難題な任務を与えられていたのだ。
ジョンは殺し屋の中でも誰もが恐れる存在で、どんな任務でもやってのける伝説の殺し屋だったのだ。
見どころ
ジョンのかつての殺し屋仲間として”ウィレム・デフォー”が登場。一度はヴィゴ側についてしまうものの、最後はジョンの味方となり、壮絶な死を迎えます。
コンチネンタルホテルもシリーズ第1作目から健在で、オーナーの”ウィンストン”や”シャロン”も登場しています。
もちろんアクションシーンも圧巻で、実践的な近接格闘やどんどん破壊されていく車も観ていて迫力があります。
ジョン・ウィック:チャプター2(2017年公開)
監督:チャド・スタエルスキ
日本公開:2017年
上映時間:122分
あらすじ
ロシアンマフィアの”ヴィゴ”の組織を壊滅させた後、ヴィゴの叔父のもとにあった車を奪い返した”ジョン・ウィック”。
やっと静かに暮らせると思っていた矢先、イタリアの“サンティーノ・ダントニオ”がジョンの元を訪れる。
ジョンは過去に引退を引き換えにした仕事をやり遂げるため、サンティーノに協力を仰ぎ【血の誓い】を結んでいたのだ。
サンティーノは借りを返してもらうべく、首席に選ばれた姉”ジアナ”を暗殺するようにジョンに依頼する。
ジアナを殺すことに成功するも、サンティーノはジョンに700万ドルもの懸賞金をかけ、ニューヨークの殺し屋にジョンを狙わせる。
ジョンは地下の組織【バワリー】の”キング”を頼り、武器を手に入れ反撃を開始する。
ジョンは、殺しが禁止されているコンチネンタルでサンティーノを殺してしまう。
首席を殺してしまったジョンは、首席連合から全世界の殺し屋に向けて懸賞金がかけられ、コンチネンタルのサービスも利用できなくなってしまった。
見どころ
バワリーのキング役に『マトリックス』シリーズで”キアヌ・リーブス”と共演した”ローレンス・フィッシュバーン”が登場。
町のアンティークショップや服屋には裏道があり、殺し屋専用の仕立て屋や武器屋につながっているという設定もかっこよく、日常のすぐ裏側は殺し屋であふれかえっていたということがわかりワクワクさせられます。
殺し屋の情報網を管理する組織はデジタルとアナログが融合されていて一歩間違えればダサく見えてしまうところですが、センス良くまとめられています。
【コンチネンタルホテル】【血の誓い】【地下の組織バワリー】など『ジョンウィック』シリーズ独特の世界観が登場し始めた作品です。
ジョン・ウィック:パラベラム(2019年公開)
監督:チャド・スタエルスキ
日本公開:2019年
上映時間:130分
あらすじ
全世界に懸賞金がかけられたものの、”ウィンストン”によって1時間の猶予が与えられた”ジョン・ウィック”。しかし1時間はあっという間に過ぎ、次々と殺し屋が襲い掛かる。
ジョンはかつて自分を殺し屋として育てた【ルスカ・ロマ】のボス”ディレクター”を頼る。
ディレクターにカサブランカへの船を用意してもらい、”ソフィア”の元へ向かう。ソフィアはかつて自身の娘を殺し屋の世界から匿うため、ジョンと【血の誓い】を結び貸しがあるのだ。
ソフィアの元上司は首席のトップである首長の居場所を知っているはずだ。
一方で首席連合は、【裁定人】をコンチネンタルとバワリーに向かわせる。
ウィンストンはジョンに1時間の猶予を与えたたとしてオーナーとしての資格をはく奪され、コンチネンタルニューヨークは聖域を解除されてしまう。キングはジョンに7発の銃弾を与えたとして7回切り刻まれてしまう。
砂漠を彷徨ったすえ、首長に会うことができたジョンは、首領からウィンストンを殺すように命令される。
ニューヨークに戻ったジョンは首席からの命令に背き裁定人と相対することを決めたウィンストンたちと協力し、コンチネンタルに侵入する刺客を次々と倒していく。
痺れを切らした裁定人はウィンストンと交渉し、ウィンストンはオーナーとして返り咲き、コンチネンタルも聖域として復活する。
しかし、首席はジョンの裏切りは見逃すことができず、ウィンストンはジョンを撃ち屋上から落としてしまう。
屋上から落ちたジョンはバワリーに拾われる。7回切り刻まれたキングは一命を取り留めていたのだ。
見どころ
図書館での本を使用した戦闘、馬を使ってのカンフーならぬ馬(マー)・フー、ナイフを使ったナイ・フー。バリエーション豊かな戦い方、殺し方は全編通して見飽きることがありません。
首席というのも影をひそめていましたが、ついにトップである首長が登場し、次回作でどういった立ち位置になるのかも楽しみなところ。
裁定人の刺客として武術アクター”マーク・ダカスコス”や『ザ・レイド』のシラット使い”ヤヤン・ルヒア”&”セセブ・アリフ・ラーマン”がジョンのファンであることを隠さず戦うところも独特な世界観を醸し出しています。
ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年公開)
監督:チャド・スタエルスキ
日本公開:2023年
上映時間:169分
あらすじ
ウィンストンに撃たれたジョンはバワリー・キングのもとで傷を癒す。
首長を殺し、首席と全面戦争になったジョンは助けを求めるため、【大コンチネンタル】でオーナーを務める旧友”シマヅ”の元を訪れる。
“シマヅ”役には”真田広之”。同じくジョンの旧友ながら刺客となる”ケイン”役には香港のアクションスター”ドニー・イェン”が登場。
さらに”イアン・マクシェーン”、”ローレンス・フィッシュバーン”らおなじみのキャストに加え、敵役の”グラモン侯爵”は『IT/イット』で”ペニー・ワイズ”役を演じた”ビル・スカルスガルド”が熱演。
もちろん前3作に続き”チャド・スタエルスキ”監督がメガホンをとっています。
見どころ
ニューヨークはもちろんヨルダン、ベルリン、大阪、パリと世界をまたにかけた大掛かりなロケーションは圧巻です。
中でもパリではルーブル美術館、ルイ・ヴィトン財団美術館、トロカデロ広場、オペラ座と華やかで高級な場所で撮影されていて、スタントシーンに芸術性すら感じられます。
ジョン・ウィックと互角の力を持つ刺客としてドニー・イェンが登場。さらに日本がロケ地となり真田広之が出演するなど、同じ日本人としてなんだか誇らしいところ。
ソフィアではないもののドック・フー使いが登場し、ジョンを最後まで苦しめます。
ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から(2023年公開)
監督:アルバート・ヒューズ(1話&3話)・シャーロット・ブランドストーム(2話)
日本公開:2023年
上映時間:全3話
あらすじ
1970年台ニューヨーク――
若きウィンストン・スコットは兄のフランキーがコンチネンタルのオーナーであるコーマックからコインプレスを盗んだことで兄を探すように命じられる。
しかし、あることをきっかけにウィンストンはコンチネンタルを乗っ取ることを決意する。
見どころ
コンチネンタル・ニューヨークのオーナーであるウィンストンを主人公に、ウィンストンがコンチネンタルのオーナーになるまでの前日譚が描かれます。
1話90分ほどの3話から成る構成で、若きウィンストン役にはコリン・ウッデル、ウィンストンの前オーナーであるコーマックをメル・ギブソンが演じています。
ウィンストンとシャロン、さらにバワリーとの過去が描かれています。
『ジョン・ウィック』シリーズの視聴方法
『ジョン・ウィック』シリーズは、第1作から第3作『ジョン・ウィック:パラベラム』まで、U-NEXT(ユーネクスト)で視聴することができます。※2023年9月現在
U-NEXTの月額料金は2,189円ですが、毎月U-NEXT内で使える1,200円分のポイントをもらうことができるので、実質989円で29万本の映像作品を楽しむことができます。
ポイントは映画館のチケット引き換えクーポンと引き換えることができるので、新作も過去作も観たいという人にはもってこいです。
さらに、ポイントは映像作品だけでなく電子書籍・電子コミックにも使用可能です。
31日以内であれば解約すれば料金はかからないので、ぜひ試してください。