マーベルドラマ『ロキ』シーズン2 あらすじ・考察(ネタバレあり)

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MCUドラマの初となるシーズン2の公開となり大きな注目を集める『ロキ』。

シーズン1では在り続ける者を倒しTVAに戻ってきたものの、誰も自分のことを覚えておらず、TVA中に在り続ける者の銅像が立っているという形で終了しました。

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』では、在り続ける者と同じ俳優であるジョナサン・メジャースがカーンを演じ、在り続ける者=カーンということはほぼ確定したと言っていいのではないでしょうか。

シーズン1ではMCUの重要な要素となってくる「マルチバース」の先陣を切ったと言っていいほど、重要な要素を含んでいた内容となっており、シーズン2でも期待がかかります。

本ページではネタバレありであらすじを公開していきます。

『ロキ』シーズン2 作品概要

公開日:2023年10月6日~ディズニープラスで独占配信

監督:ジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッド

キャスト
ロキ(トム・ヒドルストン)
メビウス・M・メビウス(オーウェン・ウィルソン)
ハンターB15(ウンミ・モサク)
ウロボロス(キー・ホイ・クァン)

『ロキ』シーズン2 あらすじ・考察

1話「ウロボロス」

在り続ける者を倒しTVAに戻ってきたものの、誰も自分のことを覚えておらず焦るロキ。

ロキが帰ってきた場所は過去のTVAでした。

在り続ける者を倒した影響でロキの身体は様々な次元を行き来し、コントロールできない状態になっていました。

一方でハンターB-15は、TVAの職員は本来の生活から記憶を消されて無理やり働かされている状態であり、TVAが行っている剪定は多くの人間が死ぬことだと訴えます。

ギャンブル判事はこのことを理解しますが、レンスレイヤーの跡を継いだドックス将軍とX5はそもそもの元凶であるシルヴィを探し出そうと動きます。

タイムスリップを止めるためロキとメビウスは設備管理部のウロボロス(O.B)に会いに行きます。

ウロボロスはTVA内では本来起時間移動は不可能だが、とどまりたい時間先の人が時間オーラ抽出器を使えば直すことが出来ると説明します。

時間織り機の時間と空間の糸から自分を引きはがし、その間に自分を剪定することで時間から解放され、解放された瞬間にメビウスが抽出器でロキを現在に引き込むというのです。

しかし、時間織機はTVAが剪定を行わなくなったことで、分岐が起こり過負荷状態となっており爆発寸前。

大事なところでロキは少しだけ未来へタイムスリップしてしまいます。

メビウスが抽出に成功した中、ロキは自分を剪定できず彷徨っていると、シルヴィが現れ、何者かに背後から剪定されます。

メビウスとロキは無事タイムスリップを止めることに成功しました。

一方でシルヴィは1982年のオクラホマに飛ばされていたのでした。

2話「ブレイキング・ブラッド」

ロキとメビウス、ハンターB15はシルヴィを探すため1977年のロンドンへとやってきます。

ここでX5はブラッド・ウルフという名前で俳優として活躍している。主演映画の作品名は「ザニアック!」で、X5は神聖時間軸では人気俳優のようだ。

ブラッドはタイムパッドを使って逃げるも、ロキとメビウスはブラッドを捕まえTVAに連れ戻します。

ブラッドはなかなかシルヴィの居場所を吐かないが、ロキの拷問によってついに口を割る。シルヴィは1982年のオクラホマでマクドナルドでアルバイトをしており、幸せに暮らしていました。

ブラッドは神聖時間軸での暮らしを幸せを感じたため、シルヴィの暮らしも邪魔したくなかったのです。

ロキは未来の崩壊寸前のTVAでなぜシルヴィが現れたのか本人に聞き出すが、シルヴィは心当たりがないと言います。

一方でウロボロスは、剪定されない時間分岐を織り続け、オーバーヒート寸前の時間織り機を直そうと孤軍奮闘するが、時間織り機を直すには在り続ける者の生体スキャンが必要だと言います。

さらに一方で、ドッグス将軍は全ての時間分岐を剪定しようとしていました。

ロキとメビウス、シルヴィはドッグス将軍の居場所を突き止めTVAへ連行するも、すでに多くの時間分岐が剪定されてしまっていました。

3話 「1983」

1868年シカゴ ――神聖時間軸――

レンスレイヤーはミス・ミニッツの指示で、小包みを窓に投げ入れる。

在り続ける者が自身の死期を悟った時点で、過去の自分がTVAガイドブックを手に入るように仕向けていたのだ。

一方でTVAでは時間分岐がおきまくり、時間織り機が崩壊寸前。

織り機の容量を増やさないといならず、ミス・ミニッツなら何とかなるがミス・ミニッツは行方不明で職務放棄状態。

ロキとメビウスはレンスレイヤーのパッドの履歴から2人を追うが、1893年にも2人の痕跡があり、シカゴ万博が開催された年であることから、1893年のほうへ行ってしまいます。

万博会場ではヴィクター・タイムリー(在り続ける者の変異体)が「時間という驚異」というショーで時間織り機の試作品を公開していました。

ロキとメビウスはTVAにヴィクターを連れて帰ろうとするが、シルヴィ がヴィクターを殺しに来ます。

さらにレンスレイヤーとミス・ミニッツが会場が混乱させ、ヴィクターを連れ去ってしまいます。

レンスレイヤーは別の次元のヴィクターがTVAを創ったのだとヴィクターに説明します。

ミス・ミニッツはレンスレイヤーとヴィクターがいい感じになっているのを邪魔に感じ、船から落としてしまいます。

ミス・ミニッツは神聖時間軸のヴィクターは自分に身体を与えてくれなかったと不満を漏らします。

船から落とされるも戻ってきたレンスレイヤーは、剪定機の試作でヴィクターを脅してTVAに連れて行こうとします。

そこにロキ、メビウス、シルヴィも駆け付けます。

シルヴィはヴィクターを殺そうとするが、説得しロキとメビウスがTVAに連れて行きます。

シルヴィはレンスレイヤーを在り続ける者が殺された後の時間に飛ばしてしまいます。

4話 「TVAの心臓」

レンスレイヤーは在り続ける者と変異体との戦争の立役者だったが、在り続ける者によって記憶を消されていたことをミス・ミニッツに聞かされます。

ミス・ミニッツは在り続ける者はもう必要ないといいます。

TVAでヴィクターはウロボロスと出会い、ハンドブックの著者に出会えたことに感動し、ウロボロスもまた自分はヴィクターの考えをまとめただけだと出会いを喜びます。

時間織り機の崩壊を止めるには、処理速度倍増装置を発射器にセットし織り機に向かって発射、織り機の処理能力を増大する必要があります。

しかし、時間放射線がたくさん出ているため素早くやらないといけません。

さらに時間織り機の分岐の量が処理速度倍増気を上回ってしまう恐れがありましたが、ヴィクターは同じ問題にぶつかっており試作品を作っていました。

この試作品をヴィクターとウロボロスは協力して完成させることになります。

一方でハンターB15は捕まったドッグス将軍とX5に協力を求めます。分岐時間軸を剪定しまくり捕まってしまったものの、TVAを守りたいという信念は一緒のはずだと思ったからだ。

しかしその後レンスレイヤーとミス・ミニッツが牢獄にやってきて、自分についてくるものには神聖時間軸での人生を与えると約束。X5だけがレンスレイヤーに従い、ドッグス将軍は殺されてしまいます。

さらにX5はヴィクターがロキたちから離れた隙にヴィクターを連れ去ってしまいます。

そうこうしてる間に時間織り機は限界寸前。ミス・ミニッツはTVAのシステムのアクセス権を乗っ取ってしまいます。

ロキは過去からやってきたロキを発見し、剪定します。※第1話で少しだけ未来に行ってしまったロキを剪定したのはロキ自身でした。

ウロボロスはシステムをオフラインにし、ミス・ミニッツをシステムから追い出します。

システムをオフラインにしたことで、防衛システムも初期化し、ロキとシルヴィはTVA内で魔法を使えるようになります。

シルヴィはX5を操り、レンスレイヤーを剪定。ヴィクターを取り返したロキは、ヴィクターから生態をスキャンします。

ヴィクターは処理速度倍増装置をセットしに行きますが、防護服を着ているにもかかわらず、時間放射線に触れた瞬間消え去ってしまう。

時間織り機は限界を迎え、ついに崩壊を起こしてしまいます。

5話 「サイエンス/フィクション」

時間織り機が崩壊したものの、ロキが目を開けるとTVAはそのままでした。

しかし、ロキの周りには誰もいなくなっいて、ロキの身体はまたしても勝手にタイムスリップしてしまうようになってしまいます。

1962年サンフランシスコ――分岐時間軸――

ケイシーはフランクと名乗り、仲間を2人連れて船から何かを盗み出そうとしています。

2012年ニューヨーク――分岐時間軸――

B15は医者として働いています。

2022年オハイオ――分岐時間軸――

メビウスは子供に恵まれ水上バイク屋で働いてます。

1994年カルフォルニア――分岐時間軸――

ウロボロスは「ザルタン・コンティンジェント」という自作のSF小説を勝手に本屋に置き買おうとしています。

ロキはそれぞれの時間にタイムスリップしますが、ロキとは会ったことがない時間軸のため、誰もロキのことが分かりません。

しかし、ウロボロスはSF作家ということもあり、物分かりがよく、ロキは時間織り機が崩壊する前の時間に戻りたいと相談します。

ウロボロスはこれまで一緒にいた仲間を呼び戻すことが出来れば、それぞれの時間オーラが集まり、オーラを座標のように読み取れるかもしれないとロキにアドバイスしますが。その座標に移動するにはタイムパッドがありません。

この時間軸のウロボロスはタイムパッドの仕組みを知らないので、それを創るには一生かかってしまうと言うが、ロキはTVAハンドブックを持っていてウロボロスに渡します。

TVAガイドブックを解読しタイムパッドを創ることに成功したウロボロスとロキはメビウス・ハンターB15・ケイシーを説得し仲間に加えます。

シルヴィはやはり在り続ける者を殺すしかないと考えているので説得することが出来ないが、シルヴィの時間軸は崩壊してしまい、ロキたちと合流することになります。

ここでシルヴィがレコードで聞いているのは、The Velvet Undergroundの「Oh! Sweet Nuthin’」

シルヴィが合流すると、全員の時間軸が崩壊してしまい、ロキ以外の皆が消えてしまいます。

ここでロキは身体に起こるタイムスリップをコントロールするためには「どこに行きたいか」ではなく「誰を想うか」ということを知り、完全にタイムスリップをコントロールすることに成功します。

6話「大いなる目的」

タイムスリップをコントロールできるようになったロキは、ヴィクターが時間織り機に倍増機をセットしようとして失敗する時間までタイムスリップをします。

ヴィクターが消え去った原因が「時間放射線が増えすぎたため」だと知ったロキは放射線が増える前に倍増機をセットするため何度も何度も同じ時間をタイムスリップするようになります。

さらにどんどん時間を遡り、ウロボロスとヴィクターが素早く装置を作ることが出来るように知識を蓄えるため数百年の時間を繰り返します。

ついに倍増機をセットすることに成功しますが、時間織り機の処理速度を上げたところで無限に増え続ける時間軸を時間織り機で処理することは出来ませんでした。

そこでロキはシルヴィが在り続ける者を殺す時間までタイムスリップし、シルヴィが在り続ける者を殺すのを止めようと試みます。

シーズン1で在り続ける者がシルヴィに殺されるときに「近いうちに会おう」と言うのは、「近いうちに自分の変異体と会うことになるからな」という意味と取れましたが、在り続ける者はロキがタイムスリップを繰り返しこの時間に戻ってくることを知っていたということになります。レンスレイヤーが過去に戻り、TVAハンドブックをヴィクターの家に投げ込ませたのも、全てはロキが戻ってくるのを知って仕込んだことでした。

シルヴィは「止めないなら私を殺せ」と言いうまくいかず、ロキはこの時間も何度も繰り返すことになります。

ロキが同じ時間を何度も繰り返していることに気づいた在り続ける者は、ロキに時間を止められることを教え、ロキはさらに同じ時間を繰り返すことで時間を完全にコントロールできるようになります。

さらに在り続ける者は時間織り機は時間の分岐を処理しきれなくなると、神聖時間軸だけを残し分岐時間軸は崩壊させるいわば安全装置でしかないとロキに教えます。

ロキは在り続ける者を殺し時間軸が無限に増え時間織り機が崩壊する道か、シルヴィを殺し在り続ける者を生かす道かのを2択を迫られますがロキはあくまで別の道を探そうとします。

在り続ける者を殺す=時間軸が無限に増える=時間織り機の処理能力を上回り結局は神聖時間軸だけが残る。
シルヴィを殺し在り続ける者を生かす=今のまま神聖時間軸だけが残る
どちらをとっても神聖時間軸しか残りません。

ロキはヴィクターが倍増機をセットする時間までタイムスリップし、今度は自分が時間織り機へ向かっていきます。

ロキは時間織り機を破壊し、崩壊した時間軸を自らの手で復活させ、全ての時間軸をコントロールする神となる道を選びます。

ロキがまとめた無数の時間軸は、1本の大きな木(ユグドラシル)のようになりました。

ユグドラシルは北欧神話に登場する巨木で『マイティ・ソー』では、ソーがこの世界の宇宙はユグドラシルで繋がっていると説明するシーンがあります。ロキが時間軸の神になったということは過去でも未来でもすべてに時間に存在するわけで、ソーが説明するユグドラシルというのはロキのことということになります。なんとも壮大な話しです。

その後、TVAは在り続ける者の変異体を調査する組織へと変わりました。

B15はリーダー的な存在となり、ケイシーやウロボロスも相変わらずTVAで働いています。ミス・ミニッツも再起動させられています。

ヴィクター・タイムリーの家にTVAハンドブックが投げ込まれることもありませんでした。

ただし、メビウスだけは自分は何を守っていたのか知りたいとTVAを後にするのでした。

TVAは在り続ける者の変異体を探す組織へと変わりましたが、画面に映る資料には「アース616」という文字が。アース616はMCUにおける神聖時間軸なので、この資料は『アントマン&ワスプ:クアントマニア』で大量に発生してしまった、征服者カーンのことが書かれているのかもしれません。
大量に発生したカーンをTVAが対処したから大丈夫。なのか、これから対処するのに一苦労する物語が創られるのかは今後の展開に期待したいところです。
一方でレンスレイヤーは、何やらピラミッドがある場所へと飛ばされています。上空にアライオスが出現しています。
アライオスと言えばシーズン1でロキが剪定されたとき、虚無の世界から時の終わりに行くための鍵となる守護者的な怪物です。
レンスレイヤーは剪定され虚無の世界に飛ばされてしまったと考えるのがよさそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 



 

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