マーベルドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』あらすじ・考察(ネタバレあり)

(C)2022 Marvel

 

『シー・ハルク:ザ・アトーニー』作品概要

MCU第7弾となるオリジナルドラマシリーズ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』がディズニープラスで独占公開。

『ワンダヴィジョン』(2021)以来となる全9話で構成。

『ワンダヴィジョン』が『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』を観るのに視聴必須の作品であったように、本作も今後のMCU作品を観るにあたり見逃せない作品になりそうです。

ちなみに「アトーニー」とは【弁護士】という意味で、物語も本作が【法廷ドラマ】であることを強調しています。

公開日:2022年8月18日~ディズニープラスで独占配信

監督:カット・コイロ [シーズン1]
          アヌ・バリア [シーズン1]

キャスト
ジェニファー・ウォルターズ(タチアナ・マスラニー)
ブルース・バナー/ハルク(マーク・ラファロ)
エミール・ブロンスキー/アボミネーション(ティム・ロス)
ウォン(ベネディクト・ウォン)

 

『シー・ハルク:ザ・アトーニー』あらすじ

(C)2022 Marvel

第1話「普通レベルの怒り」

弁護士のジェニファー・ウォルターズは、陪審員への最終弁論のスピーチの練習をしている。

「力を持つ者の責任とは?」「大きな力を持つ者には、大きな責任がある」等のセリフから、スーパーパワーを持つ者に関する裁判にかかわっていることがうかがえます。

アシスタントのニッキはジェニファーを鼓舞しながら、ハルクについて話しだします。

ジェニファーは視聴者に向かって語りだし、数か月前の回想シーンとなります。

ジェニファーはいとこのブルース・バナー(ハルク)と車で旅行に出かけていたところ、突如目の前に宇宙船が現れます。

ジェニファーはとっさに避けますが、車はガードレールを突き破り、崖に転落。

ジェニファーはブルースの血を浴びてしまい、ハルク化し暴走、森の奥へ走り去ってしまいます。

元の姿に戻ったジェニファーは、ブルースに迎えを頼みます。

迎えを待っているとき、ナンパしてきた男をハルク化して一蹴。到着したブルースがジェニファーにタックルし止めに入ります。

ジェニファーが目を覚ますと、メキシコのリゾート地にいました。

そこはトニー・スタークとブルースが一緒に作った実験施設でした。

ブルースはそこで、ハルクと自分の意志を結合させることに成功しており、ハルクのパワーを自在に操れるようになったのも、長きにわたる実験の成果でした。

ブルースはジェニファーが自分のように人前でハルク化して迷惑をかけないよう特訓をします。

しかしジェニファーは意外なことに、自我をコントロールしたままハルクになることができました。

 

弁護士として怒りを抑えてきたこと、男たちからマウントを取られながらも必死キャリアを築いてきたことが、役に立っているようです。

弁護士としてのキャリアを終わらせたくないジェニファーは、アメリカに帰ろうとします。

ブルースは力を持ったものは地球を守るべきと考え、ジェニファーを帰そうとしません。

ジェニファーとブルースは取っ組み合いのけんかになりますが、結局ブルースはジェニファーの意志を尊重します。

ジェニファーはアメリカに戻って数か月もの間、ハルク化していませんでした。

しかし法廷での最終弁論中、タイタニアが壁を破り、法廷を襲撃します。

ジェニファーはハルク化してこれを一蹴。何事もなかったかのように弁論を続けるのでした。

 

第4の壁を破る存在

デッド・プールがそうであったように、ジェニファーも視聴者に向かって語り掛ける【第4の壁】を破る存在であるようです。

実は『ワンダヴィジョン』のラスト、山小屋のシーンで、ワンダがカメラ目線で数秒こちらを見つめるシーンがあり、ワンダも第4の壁を破るキャラクターなのでは、と噂されています。

【マルチバース】と同様、第4の壁もMCUフェーズ4において重要なキーワードになってくるかもしれません。

宇宙船の正体は?

ジェニファーが運転中、目の前に突如現れる宇宙船は『マイティ・ソー バトルロイヤル』 に登場した宇宙船コモドールと同じモデルのようです。

サノスの危機が去ったのにも関わらず、ブルースは地球を守る存在が必要だとジェニファーに訴えかけます。

『マイティ・ソー バトルロイヤル』で、ソーとブルースはグランドマスターから同じモデルの宇宙船を盗み、脱出に成功しています。

ブルースにはいまだにグランドマスターからの追手が迫っているのかもしれません。

第2話「超人の訴訟」

法廷でジェニファーがハルクになりタイタニアを倒したことは、ニュースになってしまいます。

【シー・ハルク】と名付けられ一躍有名になりますが、陪審員を助けたことが不公平だと判断され、裁判は負けてしまいます。

さらにジェニファーは、弁護士事務所をクビになってしまいます。

その日は家族ディナー――

ジェニファーの家族はシー・ハルクのこと、ヒーローのこと、クビになったことで話が持ちきりですが、お父さんはジェニファーを励ましてくれます。

バーでジェニファーが一人で飲んでいると、GLK&H法律事務所のホリウェイが仕事を与えてくれます。

ニッキもパラリーガルとして同じく雇われます。

GLK&Hはヒーロー専門の部署を新たに立ち上げたためジェニファーを雇いたく、ジェニファーに常にシーハルクの姿でいるように要求します。

さらに、最初の仕事は「インクレディブル・ハルク」でブルースと敵対関係にあったエミル・ブロンスキー(アボミネーション)の仮釈放に関するものでした。

ジェニファーは乗り気になれませんが、ブロンスキーと面会してみると、すっかり改心して、もうアボミネーションにはならないと宣言します。

ブルースに相談すると、やってみたらいいと背中を押してくれました。

ジェニファーはホリウェイに仕事を受けることを伝えます。

しかし、ニュースではブロンスキーは脱獄し、アボミネーションとしてファイトクラブに参加していると報じられていました。

エミル・ブロンスキー(アボミネーション)が登場!

MCU第2作目の映画『インクレディブル・ハルク』でハルクと戦った、エミル・ブロンスキー(アボミネーション)が登場しました。

ロシア生まれ、イギリス育ちの兵士で、超人血清とブルースの血液サンプルを投与したことでアボミネーションにった人物です。

アボミネーションは『シャン・チー/テン・リングスの伝説』で、ウォンとともに闘技場に参加しているので、ラストのニュースで流れた映像は、その時のものと考えてよいかと思います。

ハルクが宇宙へ

ジェニファーがブルースにアボミネーションの相談を持ち掛けたとき、ブルースは宇宙にいました。

宇宙船は1話でも登場した宇宙船コモドールのデザインにも見えます。

『マイティ・ソー バトルロイヤル』で舞台となった惑星サカールが今後のハルクの物語に関わってきそうです。

第3話「エミル・ブロンスキーの仮釈放」

ジェニファーが収容所に行くと、ブロンスキーはファイトクラブから帰ってきていました。

脱獄しファイトクラブに参加したことは、ウォンが関与していると言います。

一方でジェニファーの元同僚のデニスがホリウェイのもとに弁護を依頼しにやってきます。

ホリウェイはジェニファーを弁護に当たらせようとしますが、デニスはこれを拒否し、アシスタントのパグが弁護を担当することになります。

デニスは元恋人が女性ラッパーの【ミーガン・ザ・スタリオン】だと信じ込み、お金を貢いでしまっていました。

そこにウォンが登場し、ソーサラー・スプリームの修行のため、ブロンスキーを無理やり脱獄させたとジェニファーに証言し、ウォンは法廷でそのことを証言する約束をします。

デニスは偽物のミーガンに17万5000ドルも貢いだとパグに明かします。

元恋人の正体は、ニュー・アスガルドのエルフの外交官の娘【ルナ】で、自由に姿を変えられるシェイプシフターでした。

ルナの弁護士は「まともな人間ならミーガン・ザ・スタリオンがデートに応じるはずがないのはわかる」「同意の上でのロールプレイ」と主張。

パグも「デニスは疑いなく信じていた」と、裁判が進むにつれてデニスがどんどんかっこ悪くなっていきます。

一方でジェニファーとブロンスキーは仮釈放の審議にのぞみ、ウォンの証言もあり、見事に仮釈放を勝ち取ります。

ジェニファーがブロンスキーの仮釈放に一役買ったことは、すぐにニュースになり、批判的な人たちはジェニファーに辛辣なコメントをします。

ジェニファーがニッキと飲んでいると、パグが元同僚としてデニスを助ける証言をしてほしいと頼みに来ます。

ジェニファーが「デニスは自意識過剰で本物のミーガン・ザ・スタリオンが自分に好意を持っても不思議には思わない」と証言し、デニスは勝利。

賠償金を獲得し、変身して悪さをしたルナは禁固刑を言い渡されます。

その帰り道、ジェニファーはアスガルドの武器で武装した数人の暴漢に襲われます。

ジェニファーはハルクとなり暴漢を一掃しますが、暴漢の目的はジェニファーのDNAだったようです。

 

第4話「本物のマジックとは?」

マジシャンのドニー・ブレイズは、LAの小さな劇場でマジックを披露している。

全く盛り上がらない中、観客の中からをアシスタントを舞台に登壇させます。

登壇したのは酔っ払いの女性、マディスン・キング。

あまりの盛り上がらなさに、ドニー・ブレイズは【スリング・リング】で別の次元にマディスンを飛ばしてしまいます。

マディスンが行き着いた先は、ネパールのウォンの家。

マディスンは6滴の血を引き換えにしゃべるヤギにマグマから助け出してもらったと言います。

ウォンは観ていたドラマ「ザ・ソプラノズ」のネタバレをされ、ドニー・ブレイズに復讐を誓います――

アスガルドの武器で武装した4人組に襲われたジェニファーでしたが、通報はしていませんでした。

検察官の通報は警察は動かないとジェニファーは言います。

職場に着いたジェニファーは、デートアプリに登録します。

そこにウォンがドニー・ブレイズが魔術をマジックとして悪用していることをジェニファーに相談しに来ます。

夜、ニッキは【シー・ハルク】としてデートアプリに登録するようにジェニファーにアドバイスをします。

ジェニファーはデートはあくまでジェニファーとしてしたいと断ります。

翌日、ジェニファーとウォンは、ドニー・ブレイズの家に向かい、魔術の使用停止勧告書を渡します。

ドニー・ブレイズはこれに従わず、法廷で争うことになります。

その間、ジェニファーは何人かの男とデートしますが、うまくいきません。

裁判当日――

証人としてマディスンを呼び、別次元に飛ばされたことを証言してもらいます。

マディスンは火の国に送られたことを話しますが、最終的には楽しかったと証言。

これが裏目となり、ドニー・ブレイズに魔術の停止命令を出すことはできませんでした。

その夜、ジェニファーはデートがうまくいかないこと痺れを切らし【シー・ハルク】としてアプリに登録をします。

効果は絶大で次々とマッチングしていきます。

何人かの男性とデートしたのち、ジェニファーはついに理想的な男性と出会います。

一方でドニー・ブレイズは相変わらず観客を別次元に送ってマジックを盛り上げていました。

しかし、大量のデーモンを呼び出してしまい、ウォンに助けを求めます。

ジェニファーは男性を家に連れ込みますが、いいところでウォンが助けを求めにやってきます。

デーモンを一掃したジェニファーとウォン。

これに懲りたドニー・ブレイスはもう魔術は使わないと誓います。

家に戻ったジェニファーは、デートの相手と一夜を過ごします。

翌朝、ハルクではないジェニファーの姿を見ると、男性は幻滅して去ってしまいました。

そこにタイタニアから法的文書が届きます。

それはなんと【シー・ハルク】の商標は自分のものだと主張するものでした。

第5話「ノリノリ、緑、デニムの着こなしバッチリ」

タイタニアは販売する化粧品に「シー・ハルク」と名付けて儲けていました。

いとこのチェドは、ジェニファーにサインを求めにやってくるほど、世間ではジェニファー自身が商品に関与していると勘違いされています。

困ったジェニファーはタイタニアのサイン会に潜入し、販売中止を訴えに行きますが、相手にされません。

一方でパグは、ニッキにスニーカーのアイアンマンスリーズを買いに行くのを付き合ってくれと頼みに来ます。

そのときニッキは、ジェニファーの服のことを考えており、超人専門の仕立て屋の噂を聞いていました。

パグとニッキは仕立て屋を探しに行くことになります。

タピオカ屋を装うその店の店主にしつこく詰め寄ると、奥に通されます。

ニッキはシー・ハルクがアベンジャーズに入ると嘘をつき、仕立て屋の予約を取り付けることに成功。

ジェニファーは自分の裁判で自分を弁護するわけにはいかないので、同僚のブックが弁護してくれることになります。

ブックはタイタニアからの訴訟を受けるのではなく、こちらもタイタニアを訴訟することにします。

裁判の論点は、ジェニファーが「シー・ハルク」という名前を自分の愛称として認めていたか?というところです。

それぞれの弁護士が証拠を提出した段階で、その日は休廷に入ります。

次の日、ジェニファーとニッキは予約していた仕立て屋のもとへ向かいます。

仕立て屋の名前はルーク。

ジェニファーは、人間の姿でもハルクの姿でも違和感のないスーツをオーダーします。

次の裁判でブックは、マッチングアプリでジェニファーがデートした男たちを証人として召喚します。

男たちはこぞってシー・ハルクだからジェニファーとデートしたのであり、ジェニファーがシー・ハルクでなければデートはしていなかったと証言。

ジェニファーとしてのアイデンティティは傷つけられたものの、この証言が決め手となりジェニファーは勝訴します。

後日、ジェニファーは出来上がったスーツを取りにルークのもとへ向かいます。(お披露目は6話以降?)

ジェニファーが試着中、ルークは他の客が注文したものが出しっぱなしになっていることに気づき、片付けます。

箱の中には、デアデビルの仮面が入っているのでした。

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